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【フィリップ、君を愛してる!】気になる刑務所暮らし特集!vol.3

みうのしん
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みうのしん
みうのしん

愛が重たい。
そんなことを言われちゃったあなたにおすすめの映画ありますよ。
こんにちは。みうのしんです。

ひょんなことから
刑務所暮らしを垣間見るため、
7月は「刑務所」をテーマに
映画を毎週紹介しています。

前回の映画はこちら!
【花輪和一エッセイ漫画原作『刑務所の中』】気になる刑務所暮らし映画紹介
【花輪和一エッセイ漫画原作『刑務所の中』】気になる刑務所暮らし映画紹介

第3週目の刑務所映画はこちら!

フィリップ、君を愛してる!

フィリップ、君を愛してるイラスト

あらすじ

天才詐欺師スティーヴンは、刑務所の中で運命の人フィリップと恋に落ちる…。スティーヴンはフィリップに愛を伝えるためだけに、嘘と脱獄を繰り返します。笑いと驚きとちょっと切なさが入り混じったロマンチックコメディ。

愛があれば
刑務所暮らしも怖くない!?

これを読んでいるそこのあなた!
愛が重たいと言われちゃったとしても
それはあなたにとっては
本物の気持ち。
その気持ちをどう扱うかが問題なのです。

主人公スティーブン・ラッセルは
たとえ刑務所の中であっても
離れ離れになっても
一途に愛のために行動します。
それはもう、間違った方向に。

愛が重たいどころの話ではないのです。

笑っちゃうくらい
こじりにこじらせまくった
スティーヴンの愛を見届けてください。

きっとあなたは
ハッピーな気持ちになりつつ思うはず。
もうちょっと落ち着こう。と!

ほんとにあったほんとのハナシ

この映画のびっくり要素は
実話だということ。

スティーヴンは
何度も何度も脱獄を繰り返します。
脱獄王の1人として
アメリカでは名前があがるほど有名だそう。

脱獄ものといえば
『プリズンブレイク』や『パピヨン』など
昔からたくさん作品が
つくられている
人気のあるジャンル。

どうやって脱獄するのか。
計画から実行まで
いつバレるかもわからない状況に
ハラハラドキドキできて
わたしもよくみます。

「無実を証明するため」であったり
「刑務所内のひどさに耐えられない」から
であったり
結構シリアスな理由で
脱獄する人たりが多い中

この主人公の脱獄理由は
”愛する人に愛を伝える”ため。

しかも、合計4回も、脱獄に成功します。
そもそもそんなに脱獄できるものなのか…。

実は、スティーヴン。
IQが非常に高くて頭が良く
刑務所内のシステムの穴を巧みに見つけ
いろんな方法で脱獄に成功するのです。

もう、びっくりですよ。

演出がステキ

わたしがこの映画で一番いいなと思ったのは
映画の全体のトーン

決してハッピーエンドとは
言えない作品ですが
見る人をハッピーな気持ちにさせる
作りに仕上げた監督の手腕はさすがです。

実話を映像にどう落とし込むのかは
監督の腕の見せ所。
実際に起こったことを
エンタメのためだけに描いてしまっては
実際に関わった人々の気持ちを
ないがしろにしてしまうかもしれないし
脚色しすぎても
実話とはいいきれなくなるかもしれません。

オープニングは
陽気な曲と晴れた空の映像から始まります。
タイトルもスケッチ風のゆるい文字。
この時点でこの話はコメディですよ。
と初めから振り切っているのがわかります。

監督は、スティーヴンご本人に実際に会い、
たくさん話をして制作していた訳ですが、
彼に、人間的魅力をものすごく感じたと語っています。

そして、スティーヴンを愛すべき人間像に、
憎めないキャラクターとして演出。
作品のテンポや、音楽、
キャスティング、DVDのパッケージまで、
爽快にポップでキュートにまとめています。
ハッピーな黄色が印象的。

コメディすぎず、下品すぎず。
笑顔になっちゃうので、
子ども向けではありませんが
見る人を選ばない映画になっています。

なにより、愛すべき主人公を
ハニカミ笑顔と大げさリアクションで
瞬時にその世界をコメディタッチにしてしまう
ジム・キャリーが演じています。

ジム・キャリーはお金を払ってでも
出演したい映画だと語っていたそうです。

さらに、運命の恋人のフィリップ役を
スターウォーズなどで知られる
ユアン・マクレガーがキュートに好演。
乙女なユアンのうっとり顔には
つい笑顔になってしまいます。
カワイイね。

映画的なストーリー展開もばっちりで
観ているこちら側も騙されます。
気づいた時には
すっかり罠にはまっていました。

このスティーヴンの
「嘘のような本当のハナシ」の映像化としては、
これ以上のものはないのではないか。

もし、自分の人生が映像化されるとしたら
コメディになっていたらイイナ。

刑務所で同棲始めます

『フィリップ、君を愛してる』刑務所内

さて、気になる刑務所暮らしですが

結構、割愛しますが
スティーヴンは詐欺をして
服役することになり
そこで運命の人フィリップに出会います。

フィリップは金髪で青い目。
友達想いの心優しい青年で
いかにも守ってあげたくなるような雰囲気。
スティーヴンと一気に恋に落ちます。

頭の切れるスティーヴンなので
そう簡単に
自由に会えたりできないはずの
刑務所の中で
どうやってかあの手この手で
フィリップと同室にしたり、
豪華なご飯を食べさせてあげたり…。

愛する者のために
努力を惜しまず
サプライズもしまくるのです。
これには、フィリップもうっとりしまくりです。

乙女なフィリップも
夜に音楽をかけて
スティーヴンダンスに誘ったり
リア充を堪能しています。

一緒に髭をそる微笑ましいシーンが
あるのですが
普通の同棲カップルじゃん。

さて、紹介はこれくらいで。

スティーヴンは
大好きな気持ちが止まらなくなってしまい
物語は「ほんとに!?」な展開へ…。

最後に
この映画の元になった
ご本人たちのことを紹介します。
本筋とは外れますが
ネタバレになってしまうので
注意してください。

本人たちについて(ちょっとネタバレ)

映画化について本人たちはどう思っているのか。

本筋とは外れますが、
若干ネタバレになってしまうので
注意してください。

まず、フィリップ・モリスさんご本人。

ご本人は作中、
スティーヴンの弁護士役としてカメオ出演しています。
とても優しそうな方です。

フィリップさんはインタビュー
「映画は48回くらいしか見てないよ。」
と笑って言っています。(すごいみてる笑)

また
「自分が被害をうけたということがきちんと描かれていて嬉しい」
とも語っています。

ここなんですよね。
スティーヴンの愛は結局は一方通行。
幼い頃の母親との関係もあってか
愛し方がいびつなものに。
そしてフィリップにも
実害を与えてしまいます。

映画はロマンチックコメディに
仕立て上げていますが
ユアン・マクレガーの演技力もあり
フィリップが受けた苦しみもきちんと描かれています。

フィリップさんも
スティーヴンの行動は
全て自分のためだったと
理解しようとできる心の持ち主なので
それも切なく
あまり心地良くない結末。

ただ、自分の経験したことが
映画化されたことには
喜んでいるようです。

48回もみていますからね。笑

次にスティーヴン・ラッセルさん

彼はまだ刑務所の中にいます。
もう脱獄しないように
重警備の牢にいるようです。

インタビューを読んでいて
スティーヴンさんの人柄がわかる
エピソードがあったので
少し紹介します。

映画には描かれていませんが
スティーヴンが脱獄した日にちは
毎回13日の金曜日
これはフィリップの誕生日が
13日の金曜日だったため。(強い愛…)

それだけではなく
監督が刑務所の中の彼に
「次の13日の金曜日はいつかわかる?」と
聞いたら即答したとのこと。笑。

「もうフィリップや周り人を傷つけたくないから、
脱獄は絶対しない。」
とのことですが、
即答してるあたり
愛すべき人間性があふれていますね。笑

また、脱獄や詐欺などの
犯罪行為に反省しているかというと
そうではないらしく
フィリップを愛しすぎてしまったこと
反省をしているという。(どんだけ好きなんだ…!)

愛の強さと行動力が
おバカすぎて
共感しつつも
考えものだと思ったり。

しかし嘘つきな彼にとっての
唯一の「本当」の気持ちに
前向きな気持ちにもなりました。

正直、スティーヴンは濃い人生すぎて
(フィリップと出会う前もおもしろい)
こんなにテンポ良く、ポップに
まとめていることは
本当にすごいです。

スティーヴンの嘘に騙されたい
愛に魅了されてみたい方はぜひみてね〜

information

『フィリップ、君を愛してる!』
原題:I Love You Phillip Morris
監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア / 製作総指揮:リュック・ベッソン
2010 / フランス

配信:amazon prime, U-NEXT(2023年12月現在)

みうのしん
みうのしん
関西在住 / フリーランス
みうのしんと申します。 大学ではデザイン科出身。ニューシネマ映画同好会部長(残念ながら廃部) 映画はなんでも見るようにしていますが、特にジュブナイルものがお気に入り。登場人物たちがちゃんと暮らしていることがわかるとなお良いです。毎日マイペースに創作物をみています。
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